庭仕事って、基本「やらなきゃいけないからやってる」ものなんですが、たま〜に、ちょっとした発見があるんですよね。
9月のある日、いつものように芝生の草取りをしていたら、鉄棒の柱の片隅に、なんとも鮮やかな赤い花が一輪だけ咲いていました。
芝生の中にぽつんと咲くその姿は、なんだか場違いなようでいて、妙に風情があるというか…「おや?」と思って、スマホでパシャリ。

で、気になって調べてみたんです。
植物の知識なんてまったくない私が、ネットを頼りにあれこれ検索した結果――どうやらこれは「彼岸花」らしい。
芝生に咲く彼岸花?そんなことあるの?
「彼岸花」と聞いて、最初に思い浮かんだのは田んぼのあぜ道とか、お墓の近くとか、ちょっと寂しげな場所。
まさか自宅の芝生に咲くなんて、思ってもみませんでした。
でも調べてみると、球根さえあればどこでも咲くらしいんです。
芝生だろうが砂利道だろうが、条件が合えばひょっこり顔を出すとのこと。
しかも、花が咲いてるときは葉っぱがないという不思議なスタイル。
「葉見ず花見ず」って言うらしいです。
なんか、ちょっとカッコいいっすね。
ちなみに、咲いてる期間はほんの1週間ほど。
うちの庭でも、気づいたらしおれていて、「あれ?もう終わり?」って感じでした。
なので、優しく抜いてあげました。
調べてみたら、毒があるってマジすか
さらに調べてみてびっくりしたのが、毒があるってこと。
しかも、けっこう強めの毒らしくて、特に球根には「リコリン」っていう成分が含まれてるそうです。
昔は飢饉のときに、毒を抜いて食べたこともあるとか…いやいや、そんなサバイバルな話、庭仕事してるだけの私には荷が重いです!
あと、日本にある彼岸花は「種ができない」っていうのも驚きでした。
どうやって増えるのかと思ったら、球根が分裂して増えるんだとか。
つまり、誰かが植えたか、どこかから球根が流れてきたか…うちの庭に咲いたのも、何かの偶然だったのかもしれませんね。
彼岸花との出会いで、ちょっと庭仕事が好きになった
庭仕事は、基本「面倒くさい」の連続。
でも、こういうちょっとした出会いがあると、楽しくなってきますよね。
不格好な芝生の中に、突然現れた一輪の赤。
それが彼岸花だって知ったことで、ちょっとだけ植物に興味が湧いたりして。
まぁ、次に咲いたらまた調べ直すことになると思いますけど(笑)


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