今朝も、出勤前の恒例となっている庭の草取りを実施しました。

ニュースでは「今季一番の冷え込み」と言われていましたが、その通りで肌を刺すような寒さ。
風がなかったのが唯一の救いで、もし強風だったら外に出た瞬間に心が折れていたかもしれません。
そんな極寒の朝でも雑草たちはたくましいもので、今日も昨日とは違う草に出会いました。
どうやら ナズナ のようです。

「春の七草のひとつなのに、12月に咲くものなの?」と思いながら、今日はナズナについて調べてみることにしました。
ナズナの特徴|“春の七草”なのに冬でも育つ?
ナズナといえば、七草粥に使われることで有名な雑草。
「ペンペン草」としても親しまれ、子どもの頃に実を振って遊んだ記憶がある方も多いはずです。
● ナズナは意外とタフ
実はナズナは、春だけでなく秋〜冬にも芽吹くことがあります。
特に暖冬傾向の年は生育期間が延び、12月でも元気に姿を見せることが珍しくありません。
本当に雑草の生命力は侮れませんね。
● ロゼット状で冬越しする
葉を地面に広げてロゼット(丸い座布団のような形)を作り、そのまま冬越し。
気温が上がるとぐんぐん茎を伸ばすため、冬に見つけると「予備軍を発見した気持ち」になります。
● 種のばらまき能力が高い
あのペンペン形の実には大量の種が入っており、放っておくと風や雨で広範囲に散布され、翌シーズンには“軍団”になることも。
今日見つけた1株が、来春には10倍…なんてことも十分あり得ます!
ナズナが庭に生えるメリット|実は“完全デメリット植物”ではない?
雑草といえば抜く対象ですが、ナズナには実はメリットもあります。
雑草を敵とみなすのではなく「使える部分もある」と思うと、草取りのモチベーションが少し上がるかもしれません。
● 土壌の状態が分かる“指標植物”
ナズナは比較的肥えた土壌が好きなので、「あ、土が生きてるんだな」と感じられる指標になります。
うちの庭みたいに薪割りクズが散乱している場所でも育つのは、土の生命力が強い証拠かもしれません。
● 食用・薬用としても優秀
七草粥で食べられるように、若葉は食用になります。
風味はやや辛味があり、サラダにも使えます。
古くから薬草としても使われ、民間療法では解熱・止血効果があるとも言われています。
● 生態観察が楽しい
ペンペン草の実の形や、白い小さな花など、見てみると意外に可愛らしい☺
“ただの雑草”として扱うには少しもったいない気もします。
ナズナのデメリット|放置すると“ペンペン軍団”化する!?
もちろん良い面ばかりではありません。
● とにかく増える
繁殖力が強く、一度種をつけると次のシーズンには大量発生します。
庭の管理をしている身としては、これが最大の悩みどころ。
● 根が意外にしっかりしている
小さく見えても根は深く、すぽっと簡単に抜けるとは限りません。
今日も指先が凍えながら頑張りました。
● 景観を乱しやすい
広がると「草ぼうぼう感」を一気に加速させ、せっかく掃除した庭が荒れて見える原因に。
メリットよりデメリットが勝つ…と思うかもしれませんが、ナズナの生態を知った上でうまく付き合うと「雑草も庭の一部」と思えてくるのが不思議です。
まとめ|こんなヘンポコな庭でも立派に生えてくれるナズナに感心
毎朝せっせと草取りをしているのに、まだまだ初めて見る雑草が出てくる我が家の庭。
今日のナズナも、「お前、こんな時期に出てくるのか」と驚かされました。
でも、こんなヘンポコな庭でも、季節外れにナズナが立派に育つのを見ると、
「庭って意外と生命力があるものだなぁ」
と少し感心してしまいます。
明日の朝はどんな雑草に出会えるのか…ちょっとだけ楽しみです。


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