さて、今日も出勤前の恒例ルーティンである「朝の草取り」を行いました。

まだ夜明け前の冷気が残る時間帯、庭に出ると指先がかじかむような寒さ。
しかし、一度しゃがみ込んで雑草と向き合い始めると、気持ちがスッと整ってくるのです。
今日は、以前紹介した ヘンビット が群れを成して広がっているエリアの草取りを行いました。
庭に生える紫の雑草ヘンビット|種類・生える季節・害はある?徹底解説
前回も触れましたが、ヘンビットは和名で ホトケノザ(仏の座) と呼ばれる雑草。
「名前は聞いたことがある!」という方も多いと思います。
今日はこの“聞いたことがある理由”と“雑草としての面白い特徴”を深掘りしながら、冬の庭で感じたことを書き残したいと思います。
ヘンビット=ホトケノザが有名な理由は「春の七草」に関係がある?
「ホトケノザ」という名を聞くと、多くの人が 春の七草 を思い浮かべるのではないでしょうか。
実はここ、ちょっとした誤解ポイント。
春の七草に登場する“ホトケノザ”は コオニタビラコ という全く別の植物のこと。
雑草として道端に生えているヘンビットは、名前は同じでも 七草のホトケノザではない のです。
しかし、名前が同じで印象に残りやすいことから、多くの人が「ホトケノザって聞いたことある!」と感じるわけですね。
さらにヘンビットが記憶に残りやすい理由がいくつかあります。
理由①:春先にピンクの花を咲かせるため、目立つ
地味な雑草が多い中、ヘンビットは 小さくて可愛いピンクの花 を咲かせます。
庭でも道路脇でも、ふと視界に入るので認知度が高いのです。
理由②:どんな場所にも生えてくる生命力の強さ
畑、空き地、庭、砂利道…どこにでも生えてくるため、子どもの頃に見た記憶が残っている人も多い雑草です。
理由③:群生しやすく、一面が紫色になることも
写真のように、ヘンビットは一度生えると“群れ”をつくり、絨毯のように広がります。
春になるとその一帯がふわっと紫がかって見えるため、印象に残ります。

こうした特徴が重なって、子どもから大人まで「名前は知ってる雑草」として知られているわけですね。
ヘンビットの特徴と、雑草として向き合うと気づく“意外な面白さ”
特徴①:冬から春にかけて育つ“冬雑草”
ヘンビットは秋に芽を出し、冬の寒さに耐えながら成長します。
寒いのに意外と元気で、ちょっとした隙間でもちゃっかり根を張っています。
冬の草取りルーティンでよく遭遇するのはそのため。
特徴②:茎が四角く、段々状に葉をつける
触ってみると茎が少し角ばっており、葉をまるで階段のように重ねて伸びていくのが特徴。
これが“仏の座”の名前の由来にも繋がっています。
特徴③:根が浅めで抜きやすい
今日も抜いていて感じましたが、ヘンビットは比較的 スッと簡単に抜ける雑草。
手でひょいっといけることも多く、“草取りの達成感を得やすい”雑草とも言えます。
特徴④:実はミツバチが大好物の花
春に咲く花は蜜が豊富で、ミツバチにとって貴重な初期の食料源になります。
「ただの雑草」と思いがちですが、自然界では重要な役割も持っています。
特徴⑤:放置すると背が高くなり見た目が悪い
群生するとフサフサと伸び、一気に庭が雑然とした印象に…。
冬〜早春のうちに抜くのがベストです!
寒い朝の草取りで感じた“冬の庭の楽しみ方”
今日の草取りは短時間でしたが、ヘンビットが密集している一帯を少しだけ整理できました。
寒い冬でも、しゃがみ込むと意外といろんなことに気づきます。
「冬でも植物はしっかり動いている」
冬は庭が静かに見えるけれど、草たちは春に向けて着々と準備をしています。
寒さに耐え、地面にへばりつくようにしている姿を見ると、なんだか健気です。

「種類ごとに生き方が違うのが面白い」
ヘンビット、ナズナ、カラスノエンドウ…冬に強い雑草たちはそれぞれ育つタイミングが違い、観察しているだけで飽きません。
「草取りが“作業”ではなく、“自然観察”になる」
草を抜きながら、
「あ、これ去年もここにいたな」
「こっちは群れになってきたな」
「こっちは冷気で葉が縮んでるな」
と、小さな変化を見つけるのが楽しくなってきます。
寒いのに毎朝外へ出てしまうのは、こうした“発見の連続”があるからかもしれませんね♪
まとめ:今日も草取りを続けてよかった
ヘンビットの群生エリアを中心に草取りをした今日の朝。
短い時間でも、庭の表情が少し変わるだけで気持ちが明るくなります。
有名な雑草「ホトケノザ(ヘンビット)」がなぜ多くの人に知られているのか、その背景を改めて調べたり観察したりすると、雑草にもちゃんと“ストーリー”があることに気づきます。
冬は寒いですが、植物の生命力や春に向けた準備を間近で見られる貴重な季節なんですね♪



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