毎朝の庭仕事ルーティンで草取りをしていると、ふと目に留まる紫色の花。
「これ、雑草なのにきれいだな…」
と思ったことはありませんか?

今回は、庭にひっそりと生える雑草 ヘンビット について詳しく紹介します。
名前の由来から抜き方のコツまで、知っておくと庭仕事がもっと楽しくなる情報をまとめました!
ヘンビットの特徴と名前の由来
ヘンビットはシソ科の一年草(越年草)で、草丈は10~30cmほど。
紫色の小さな花を咲かせ、群生するとまるで花壇のように美しい姿になります。

名前の由来は英語の「henbit」から。
「hen(鶏)」+「bit(食べる)」で、鶏が好んで食べる草という意味だそうです。
実際、海外では食用や薬用として利用されることもあります。
どこに生える?いつ生える?紫色の理由は?
- 生えやすい場所:庭、畑、農地周辺、草地など。日当たりの良い場所を好みます。
- 生えやすい季節:秋に芽吹き、冬を越えて春に花を咲かせる「越年草」。
- 紫色の理由:花の色素「アントシアニン」によるもので、昆虫を引き寄せるための自然の仕組み。
紫色の花はミツバチを呼び寄せるので、自然界では重要な役割を果たしています。
「雑草=悪者」というイメージがありますが、こうした生態系の一部としての価値もあるんですね。
ヘンビットは抜くべき?ベストなタイミングと注意点
庭の景観を乱すことがあるため、基本的には抜いた方が良いです。
ベストなタイミングは花が咲く前(春先)。
理由は、花が咲いて種ができると、翌年も同じ場所に大量発生するからです。
抜くときのポイント:
- 土が湿っているときに根ごと抜く
- 群生している場合は、スコップでまとめて掘り起こす
- 種が飛ぶ前に処理する
害はある?それとも共存できる?
毒性はなく、害虫を呼ぶ心配もほぼありません。
むしろミツバチを引き寄せるので、自然にやさしい雑草とも言えます。
「抜くべきか、残すべきか」は庭のデザイン次第。
庭の一角に少しだけ残して、春の彩りを楽しむこともありですね!
今日のまとめ
- ヘンビットは紫色の花を咲かせるシソ科の雑草
- 秋に芽吹き、春に花を咲かせる越年草
- 花が咲く前に抜くのがベスト
- 害はなく、ミツバチを呼ぶので自然には有益
雑草といえど、よく見ると美しい。
「抜く」だけでなく、「共存する」選択肢もありかもしれませんね♪

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