芝生の手入れでよく聞く「サッチ取り」。
ただ、時期の記事はよくあるものの、
- そもそも自分の芝生は必要なのか
- やらなくても問題ない状態なのか
ここが一番判断しづらいと感じました。
この記事では、実際にサッチ取りをする・しないを判断するためのチェックポイントを、調べた情報をもとに整理します。
※なお、私はまだ軽いサッチ取りしか実践したことがありません。そのため体験談ではなく、「判断の目安」をまとめた内容になります。
サッチとは何かを簡単におさらい
サッチとは、芝生の表面にたまる
- 枯れ葉
- 枯れ茎
- 刈りカス
などが分解されずに堆積した層のことです。
少量であれば問題ありませんが、一定以上たまると芝生の生育に悪影響が出るとされています。
チェック① 芝生の下にフェルト状の層がある
芝生を指でかき分けたり、スコップで少しめくったときに、
- 茶色っぽい
- フェルトのような
- スポンジ状の層
が見える場合、サッチがたまっている可能性があります。
この層が1cm以上あると、サッチ取りを検討したほうがよい目安とされています。
チェック② 水やり後、水がしみ込みにくい
芝生に水をまいたときに、
- 表面で水が弾かれる
- いつまでも水たまりが残る
こうした状態が見られる場合、サッチ層が水の浸透を妨げている可能性があります。
特に、以前より水はけが悪くなったと感じる場合は注意が必要です。
チェック③ 芝生の色ムラ・生育ムラがある
部分的に、
- 生育が悪い
- 緑が薄い
- 芝が密集していない
といったムラが出ている場合も、サッチが原因のひとつとして考えられます。
サッチが厚くなると、
根に空気や肥料が届きにくくなるためです。
チェック④ 芝刈り後に刈りカスが残りやすい
芝刈りをしたあと、
- 刈りカスが表面に溜まる
- 掃除しても残りやすい
このような状態も、サッチ層が厚くなっているサインの一つとされています。
チェック⑤ 病気やコケが増えてきた
サッチが多いと、
- 湿気がこもりやすくなる
- 風通しが悪くなる
結果として、
病気やコケが発生しやすくなるといわれています。
ただし、これだけでサッチが原因と断定するのは難しいため、他のチェックポイントとあわせて判断するのがおすすめです。
サッチ取りが「不要」なケースもある
すべての芝生で、必ずサッチ取りが必要というわけではありません。
例えば、
- 芝生の生育が良好
- 水はけに問題がない
- フェルト層がほとんど見られない
こうした状態であれば、無理にサッチ取りを行う必要はないと考えられます。
やりすぎは、かえって芝生を弱らせる可能性もあります。
私ならこう判断する
もし自分の芝生で判断するなら、
- まず一部を掘って状態を確認
- サッチ層が薄ければ様子見
- 気になる部分だけ、軽めに対処
このように、全面ではなく様子を見ながら進めたいと考えています。
まとめ|「必要かどうか」を見極めてからでいい
サッチ取りは、
「時期が来たら必ずやる作業」ではありません。
- 芝生の状態を見て
- 本当に必要かどうかを判断する
これが一番大切だと感じました。
冬・春のサッチ取りについては、別記事でもまとめていますので、あわせて参考にしてください。

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