今日は朝から庭の草取りを行いました。

いつもどおりのルーティンですが、薪棚の前の土は相変わらず“難易度ハードモード”。
薪割りの名残である木くずと雑草の根が複雑に絡み合い、まるでRPGの「最初の草原」ではなく「ラストダンジョンの床」みたいな手応えなのです。
素手で抜こうとすると、草ではなくこちらの心が折れそうになる瞬間もあります。
そんな中、今日もまた新たな雑草を発見しました。
こちらです。

どうやら ハハコグサ かと思われます。
我が家では毎年のように大量発生し、ふわふわの綿毛を庭じゅうにプレゼントしてくれる“常連客”のひとつ。
今年も例外ではなさそうです。
今日はそんなハハコグサについて、少し詳しく調べてみました!
ハハコグサはどんな雑草?|特徴・生態をわかりやすく解説
ハハコグサ(母子草)は、春の七草「御形(ごぎょう)」としても知られる雑草。

雑草界の中では“意外と文化的なポジション”にいる存在です。
年間のサイクル
主に秋から冬にかけて芽を出し、冬の寒さを耐えながら春先にぐんぐん成長します。
寒さにかなり強いので、他の雑草が休んでいる時期にも元気に活動しています。
まるで「冬も休まないブラック企業の社員」のような働き者。
見た目の特徴
葉や茎が白っぽい産毛におおわれていて、触るとふわっと柔らかいのが特徴。
花が咲くと黄色い小さな花が集まり、最終的には綿毛を飛ばして子孫をばらまきます。
これが毎年庭に定着する理由ですね。
なぜ庭に増えるのか?
理由は単純で、「生命力が強く、綿毛の拡散能力が高いから」。
一度庭に生えると、ほぼ毎年見かけることになります。
放っておくとかなりの存在感になりますが、それでも他の雑草に比べると抜きやすい部類ではあります。
ハハコグサは残してもOK?|メリットとデメリットを考える
ハハコグサは完全に“悪者”というわけではありません。
庭主の目線で見ると、いくつかメリットもあります。
メリット
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他の強い雑草の侵入を防ぐクッションになる
地面を覆うことで、スギナやオニノゲシなどの“ガチ勢”の成長を少し抑えてくれる働きがあります。 -
花が可愛い
春先に咲く黄色い花は、見ようによっては素朴で可愛らしい。 -
抜きやすい
根が深すぎないので、比較的簡単に抜けるのは草取りの味方。
デメリット
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綿毛が飛んで増える
これが最大のデメリット。気づけば庭じゅうに点々と広がります。 -
花壇などを管理したい場合は邪魔になる
おしゃれな庭づくりを目指す場合、ハハコグサはちょっと“野性味”が強すぎるかも。
メリットもデメリットもありますが、庭主の方針次第。
「野の植物も好き」「雑草との共存もアリ」という人には、あまり敵視する必要のない雑草と言えます♪
ハハコグサはどこまで許容する?|庭主としての結論
今日の草取りを通して、あらためて思いました。
うちの庭、本当にいろいろな植物と共生しているな…と。
春の七草として親しまれてきたハハコグサが、今こうして自宅の庭でひっそりと生きている。
雑草ではありますが、調べてみると「ただ抜くべき存在」というよりも、ちょっと文化的で、少しだけ可愛い側面も持っています。
もちろん、増えすぎるのは困りますし、他の植物と競争してしまうこともあるので、適度に抜くのがベストではあります。
でも、毎日の草取りの中で、こうして“知らなかった草の物語”に触れると、少しだけ作業が楽しくなるのも事実。
これからも、いろんな雑草と一緒に暮らしていく我が家の庭。
ハハコグサもその名脇役のひとつとして、しばらく見守ろうかな…と思った朝でした!!



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